夕日の影
By Makro-planar 2.8/60mm c
カメラの話に戻るとしよう。
自分の撮影スタイルはOMシリーズで出来上がったといってよいと思う。すなわち一番出したい色や、一番階調を出したい部分をスポットで測光して露出を決めるやり方である。露出がそこそこ出来るようになったからといって出来の良い写真が撮れるようになったかというと、はなはだ疑問なところが、とても痛いところであるが...
一応すべて新品で揃えたOMシリーズであったが、ついにOlympusもフィルムカメラを諦めてしまったため、OM-3TiBなどは今でも中古に新品定価よりも高い値札が付けてある。
大事に使わないと...と思っていた矢先に盗難!しかも自宅から!レンズも含めごっそり持って行かれた...
モノを盗られて悲しいと心底思った。カメラは単なる道具であるが、やはり愛着があったのだろう。実は、同時にデジカメも盗まれていたのであるが、そちらはいつでも代わりを買えると諦めがついたのとは好対照であった。それ以来写真はフィルムで、画像はデジカメで、と割り切りがついたかもしれない。従って?(盗難を免れた)デジカメは未だにオークション用のブツ撮りにしか使っていない。
Leicaがついに35mmフルサイズのM9を出したようだが、相変わらず常軌を逸した値段のようだ。Olympusはfour-thirdsでOMの再来は期待すべくもなく、PENでお茶を濁すのだろう。CONTAXはすでにこの世になく、PENTAXも実体はHOYAなので、期待出来そうもない。K-7がLXを意識した機種と宣伝されているが、LX digitalというならやはりフルサイズでないと...などと商売を知らない素人は思うのである。